close

生き続ける町

吉川晃司(Tokyo Art Research Labリサーチャー)

僕が墨田区に引っ越して分かったことは、都市のハード(構造/インフラ)の中で生活・活動しながら、内側からハードに対して微かな影響を与えることが都市をより成熟させ、「生き延びさせる」ための手法になりうるということだ。僕の卒業設計「廃墟は生き続ける」では、「生き続ける」という行為の主体が逆転している。僕らは町の中で「生きている」と思っていた。しかし、その町自身が「生き続けている」と見なすことで、東京という町の物語を客観的に眺めることができると考えている。

言語:日本語
録画日:2013年1月24日(木)

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。あらかじめご了承ください。